2014年4月1日  紳士服「AOKI」の詐欺商法発覚
紳士服「AOKI」の詐欺商法発覚

紳士服販売で業界2位の「AOKI」による、詐欺商法の実態が明らかとなった。
AOKIが騙した相手は、この春大学に進学する若者。宣伝ハガキで客をつりあげ、
セールで謳った企画商品の数を騙ったあげく、通常価格で購入させていた。

(中略)

《フレッシャーズ限定 スーツも揃う》と謳った「19,000円」の5点セットの内容は、
ブラウス、バッグ、靴、ストッキングにスーツの上下。
印刷物には小さく『土日祝限定 各日5セット』。
5セットが完売すれば、通常の割引価格による購入となることを示している。
先着5名に後れを取った場合、スーツの価格によっては、
19,000円で済むところが、倍以上にもなってしまう仕組みだ。
客寄せの手法は巧妙というしかない。


詐欺商法の実態
問題が発覚したのは29日の土曜日。
「AOKI 福岡清水店」(福岡市南区)を訪れた女子学生に対応した店員は、
スーツも込みで「19,000円」というセット価格での購入を希望した
女子学生とその家族に、各日5セットの分は「もう出ました」と明言。
通常の割引価格による販売を行い、「43,640円」を請求した。
女子学生側は手持ち金が不足していたが、
店側の勧めで20,000円の内金を入れ、商品を持ち帰っていた。

その直後、不審に思った家族が、送られてきた印刷物を確認した上で、
セット販売数について店側を厳しく追及。
追い詰められた売り場責任者が、虚偽に基づく販売手法だったことを認め、
電話口で謝罪の言葉を繰り返した。

商品を突き返しに訪れた女子学生と父親に対し、
「AOKI 清水店」の店長も、虚偽に基づく販売だったとして謝罪。
この日のセット販売は2件しかなく、売り場の店員や責任者が、
この事実を知りながら、女子学生を騙していたことを認めた。


以下全文を読む

1 名前:名無しさん:2014/04/01 ID:***

ほんとに特売品用意してたんだ!

2 名前:名無しさん:2014/04/01 ID:***

ひどいね。




3 名前:名無しさん:2014/04/01 ID:***

きっとわりとあったりするんだろうなあ。もうどこで服買ったらいいのよー。



4 名前:名無しさん:2014/04/01 ID:***

おれ、三万以上のスーツ買ったことねーやw



5 名前:名無しさん:2014/04/01 ID:***

働くようになるとイオンの既製品9,800円スーツ2着を
1シーズンで着潰す方が楽だなー




6 名前:名無しさん:2014/04/01 ID:***

さおだけ屋と同じ手口じゃないの。

※竿竹商法

従来より、自動車で巡回販売しているため販売者について知ることができず、
購入後に商品の不具合に気が付いても苦情を言ったり交換したりして貰えないなどの問題があった。
また、客のほうから販売者を呼び止める形式のため、
クーリングオフ制度が適用されず消費者保護の点での問題もある。
近年では、安価な値段を提示し購入を呼びかけるものの、
客が実際に声を掛けると法外な価格での購入を迫る恐喝まがいの事案が各地で多発するなど、
社会問題となっている。

http://ja.wikipedia.org/wiki/竿竹商法


***

2014年4月 3日  AOKI 詐欺行為発覚の顛末
AOKI 詐欺行為発覚の顛末

問題が発覚したのは、被害にあった学生の父親がたまたまHUNTERの記者だったから。
売り場で「おかしい」と直感し、真相を追及した記者とAOKI側のやり取りの詳細を報じる。

大学の入学式を数日後に控えた3月29日、
来ていくスーツを買い忘れていたことに気付いた女子学生は、
あわてて近所の「AOKI 清水店」を訪れた。

(中略)

時系列で記せば、次のような顛末となる。

当初は「売れた」と強弁
・29日16時頃 紳士服の「AOKI」清水店で女子学生用スーツなど5点購入。

・別添ハガキに記載の5点セット「19,000円」での購入を希望していたため、
20,000円を用意して支払いを済まそうとしたところ、43,000円以上の支払いを要求される

・19,000円ではないかと確認したところ、
5点セット「19,000円」の企画は1日5着分で、すでに「本日分は出ております」との説明。
「ご説明したはずです」と強弁。

・所持金が不足したため、購入を止めようとしたところ、
一時金を支払ってもらえば、商品を渡すと言い出したため、いったん20,000円を入金。
週明けに残額を支払うとの約束で商品を持ち帰宅。
しかし、入学式目前のこの時期に1日5着も売れるとは思えない。
まだスーツを買っていないのは、のんびり屋の娘くらいだろう。
しかもこの日は雨。記者は、この時点でおかしいと判断した。

・帰宅後、改めて印刷物を読み返し、店舗に電話を入れる。
“明日の朝、改めて購入するとして先着5名の中に入れば、
「19,000円」になるのか”と確認。
店側は、「商品があれば」と回答。さらに、本当に5セット売れたのかと確認。

店側は、「好評の企画ですから、本日分はすでに出ています」と主張

・本日分の5着は本当に売れているのか確認したところ、「出ていますね」。
その後、いきなり「商品をお返しいただき、返金ということにさせていただきたい」。
ますます怪しい。

・それなら、5着分の伝票があるはず。伝票を見せてもらえるかと追及。
伝票はあるんだなと再度回答を求めたところ、
いきなり『申し訳ございませんでしたー』


――えっ?申し訳ございませんでしたって……、
あなた、実際には売れてないんでしょ。伝票がないんだよね。5着も売れてないんでしょ。
店側 申し訳ございません。

――申し訳ございませんじゃなくて、何着売れたの?
店側 申し訳ございませんでした~。

――何着売れたの?
店側 2~3着です。

――あなたは店長さん?
店側 責任者です。
――これからそちらに行きます。

【店頭でのやり取り】

――店長は?これはどういうことか。伝票はどうなった?
店長 ここに……。
――2着しか売れてないじゃないか……。

――これは詐欺だろう。学生を騙すのか?
店長 いいえ、決して。

――騙してるじゃないか。企画物は全部売れた。高いやつしかない。
入学式は1日。そんな学生の足元を見るのか?
店長 ……。

――全店でこうした商売をやっているのか?
店長 いいえ……。
――ここじゃ、やってるじゃないか。

――企業倫理の問題だ。許せない。何人の学生を騙したか?
店長 いいえ、決してそのようなことは……。
責任者を呼びますので。お待ちいただいて……。

――絶対許さない。社長と話をしよう。企業の大小は関係ない。
詐欺商法がばれたら、会社のトップが説明するのが道理だろう。
店長 返金が……。
――きちんと話を聞くのが先だ。

・約1時間後。エリアマネージャーなる人物と店長が記者の自宅に来訪。
「お話を聞きに来ました」というので、顛末を確認し、
詐欺行為なのだから社長と話をしたいと言い渡し、この日のやり取りを終了。

・翌日のお昼前、エリアマネージャー氏から電話。
「私どものジョウチョウと連絡が取れませんで、午後からのご連絡になります」。
“ジョウチョウ”という言葉の意味が分からない
聞くとエリアマネージャーの上司なのだという。
一般的な言葉ではなく、どんな漢字をあてればいいのかさえ分からない
それを平気で「ジョウチョウが、ジョウチョウが」である
この会社は、世間と隔絶したところで商売をやっているようだ。

・同日。AOKIの九州地区責任者とかいう人物から記者の携帯に電話があったが、
これが何と午後3時過ぎ。
現場からの連絡が取れなかったため、遅くなったのだという。
この会社には、危機管理能力がないのか、
あるいは、世の中を甘く見ているのかのどちらかということだ。
九州地区責任者氏によると、専務にまで話を上げたが、
社長には翌日の月曜日に報告するという。
やはり危機管理能力もなければ、客を大事にする心構えもない。

結局、あずけた20,000円を返してもらうこととと、
AOKIの社長名で説明を受けることを約して九州地区責任者との話を終わった。
やはり、顧客重視の姿勢に欠けているらしく、週明けの31日には、何の連絡もなかった。
1日になって再び九州地区責任者から電話が入ったが、「もうしばらくお時間を下さい」。
“勝手にすれば”というしかない。
ヒットしたテレビドラマ風に言えばこうなる――「倍返しだ!」

詐欺行為、遅い連絡体制、いずれもAOKIの企業体質を問われる事態だ。
しかも、ターゲットにされたのは学生。
1日5セットの嘘を、果たしてどれくらいの客が見抜くことができただろう。
「完売しました」と言われれば、おそらく大抵の客は店側の言葉を信用し、
高い買い物をするのではないか。


以下全文を読む



1 名前:名無しさん:2014/04/03 ID:***

AOKIも手もアレだが「上長」って言葉を知らない人が記者やってて
このニュースサイトは大丈夫なのかというほうが心配だ




2 名前:名無しさん:2014/04/03 ID:***

AOKIの売り方に問題があるのは明らかだが、
メディアの記者ならもっと違う書き方があるのでは?
やってやりました!という自己顕示欲みたいな文章で、
地獄のミサワばりにドヤ顔しているのが想像に容易い




3 名前:名無しさん:2014/04/03 ID:***

“冗長“しすぎ



4 名前:名無しさん:2014/04/03 ID:***

これはAOKIが100%悪いと思うけど、
記者の文章からにじみ出るドヤ感は叩かれるだろうな、と思ったら案の定だった。




5 名前:名無しさん:2014/04/03 ID:***

え?これ常識の無いクレーマーになっちゃうの??
そんな簡単に重要なポイント見誤っちゃうの???
AOKIの株主なの????




6 名前:名無しさん:2014/04/03 ID:***

書き方がキモいのとAOKIが悪いのは別問題だから



7 名前:名無しさん:2014/04/03 ID:***

「社長を出せ」じゃなくて「今後どのような対応をするのか」を問い詰めるべき。
これじゃただのクレーマーじゃん。




8 名前:名無しさん:2014/04/03 ID:***

AOKIに全面的に非があるからこんな煽り文体使わなくても、とは思った。
もっとも、計算ずくの炎上狙いというよりは単に書き手がノリノリだけにも見えるので、
そういう意味では逆にアリかもしれない




9 名前:名無しさん:2014/04/03 ID:***

スーツのチェーンの安売りは理解できないレベルなので、
なにか仕掛けがあったり、おかしなことをやる店舗はあるだろうね。
被った不利益にはしっかりクレーム入れた方がいい。ごねても仕方はないけど。




10 名前:名無しさん:2014/04/03 ID:***

消費者庁とかの出番待ちですねこりゃ




11 名前:名無しさん:2014/04/03 ID:***

DPRK製の1万円スーツの頃から、同じ売り方しているような気がするから
かれこれ20年ぐらいは続く伝統的な売り方かと




12 名前:名無しさん:2014/04/03 ID:***

チラシに書いてある商品が実際には売ってないっていう売り方って
小さなスーパーではよくあるよね




13 名前:名無しさん:2014/04/03 ID:***

この類は、量販店やスーパーでは多々ある事。
いつも馬鹿を見るのは一途な消費者。
まぁ、確かに馬鹿は馬鹿なんですけどね、引っ掛かかっちゃうんだから。




***以下、2011年のニュース***
2011/7/26
消費者庁/紳士服の青山商事、AOKI、コナカなど5社に対し全品半額表示は違法

消費者庁は7月26日、紳士服販売業者AOKI、青山商事、コナカ、はるやま、フタタが
TV・新聞チラシで広告した全品半額の表示が、景品表示法に違反するとして、措置命令を行った。
調べによると、5社が行ったテレビコマーシャル、新聞折り込みチラシで告知したセール対象店舗では、実際には取扱全商品に対する半額対象商品の割合(種類べ一ス)が、26%~82%だった。

5社の表示は、それぞれ、対象商品の取引条件について、
実際のものよりも取引の相手方に著しく有利であると一般消費者に誤認される表示であり、
景品表示法違反となっている。

同庁では、この旨を一般消費者へ周知徹底するとともに、役員・従業員に再発防止の周知徹底、
今後、同様の表示の再発防止を命令した。

以下全文を読む

紳士服販売業者5社に対する景品表示法に基づく措置命令について 消費者庁(※PDF)
http://www.caa.go.jp/representation/pdf/110726premiums_1.pdf

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