妻と結婚して3年以上過ぎた。

1 名前:名無しさん:2011/05/02 ID:***
 
私たちは中学の同級生である。
高校時代から付き合い、途中別れることもなく結婚した。
そういう経緯であるから、私たちはお互いをよく知っているものだと思っていた。
 
結婚前に義母には
「うちの娘は全く掃除ができません。それでもいいですか?」と言われていた。
そうはいっても、いわゆる「しつけ」のちゃんとした家庭であったから
「全く掃除ができません」は謙遜だと思っていた。

たしかに結婚前に妻の実家の部屋に行ったときは荷物が雑然と置かれていた。
しかし、だからといって「全く掃除ができない」という事はないだろうと思っていた。
彼女は高校時代から自分のお弁当は自分で作っていたし、
字も綺麗であったし、ノートも整理されていたから、
「全く掃除ができない」は冗談だと思っていた。
 
だが、しかし、である。
本当に掃除ができない。正確に言うなら、「物が捨てられない」。
私はその事実に気がつくまで、「物が捨てられない」人は
2パターンに分けられると思っていた。

「ケチ」と「優柔不断」である。
ところが妻はどちらにもあてはまらない第3のパターンだった。
「物を捨てるという概念がそもそもない、あるいは異常に希薄化されている」のである。
具体的にいえば、ゴミをゴミ箱に捨てるということすら、
彼女にとっては努力が必要な行為である。

自分が鼻をかんだティッシュをそのまま床に置く。
使用済みの生理用品もなぜか、床に落ちている。
もちろん全くゴミをゴミ箱に捨てないわけではないが、
例えば、ゴミ箱がいっぱいになっていたとする。
そこにゴミを捨てたら、ゴミ箱がいっぱいだから当然あふれるわけだが、
そうしてあふれたゴミが周囲に散らばっても気にしないで、そのまま放置する。

ゴミ箱のゴミ袋を交換するのは、いつも私であるが、
必ずゴミ箱周辺のゴミを片付けなければならない。
このように「物が捨てられない」がために、掃除ができないのである。
それ以外のことはできる。食器を洗うことはできる。
食器を食器棚に戻すこともできる。

それなのに、それなのに、
納豆のケースとあの小さなビニールは流しにそのままだったりする。
これは学習障害のような、
あるひとつのことが困難であるような障害なのだろうか?と思ったものである。

何度注意しても、ゴミは床にそのまま放置しているし、
使用したツナ缶を洗ったまま、流しに放置する。
同居人としては、不思議で仕方ない。なぜ「物が捨てられない」のだろうか。
なぜ、ゴミをゴミ箱に入れるということすらままならないのだろうか。
 
私は注意深く妻を観察した。
そして気がついたのは、妻の実家では、鼻をかんだりするときに、
義父がゴミ箱を持ってくるか、義父がゴミを受け取って
ゴミ箱に捨てているということだ。
流しのゴミも義父が集めて、家の外のゴミ箱に持って行っている。
 
これで納得した。妻の実家では女は何も捨てないのだ。
捨てるべきものは男が回収し、男が責任をもって捨てるものなのだ。
そのように育ってきたわけだから、私の家では、
私がその役目をやるのが妻にとっての普通なのである。

常識としてゴミをゴミ箱に捨てるということを妻は知らないわけではない。
ただ、それはあくまで社会的な常識であって、家の中での習慣ではないのだ。
おそらく妻はこのことに気がついていないし、私もそれを言うことは、
妻の育ちを否定することになるので言わない。
少しずつ軌道修正を行うのみである。
 
私も、蛍光灯やテレビをつけっぱなしにするという癖がある。
これは実父も同じである。
この癖があるのは私の実家の中では、父と私の二人だけである。
母はもちろんのこと、二人いる兄弟にもこの癖はない。
 
以前、そのことについて母から
「あなたたち二人は若い頃から一人暮らしをしていた。
きっと寂しいから自然といろんなものをつけっぱなしにする癖がついたんだと思う」
と言われたことがある。納得的な説明だった。
 
今では、自分のつけっぱなしの癖も相当改善されたので、
妻の「物が捨てられない」も、時間をかければ改善できると思う。




2 名前:名無しさん:2011/05/02 ID:*** 

「妻の実家では女は何も捨てない」ってことは、奥さんが実家にいたときは、
使用済みの生理用品も父親が捨ててたんだろうか?
外出先でゴミが出た場合は奥さんはどうしてるんだろう?



3 名前:名無しさん:2011/05/02 ID:***

外だとまともなんですよ。常識はあるんです。
だから一緒に暮らすまで気がつかなかった。
実家では生理用品はどうしてたんでしょうね……。
毎回落ちてるわけじゃないので、義母に怒られてたんじゃないでしょうか。



4 名前:名無しさん:2011/05/02 ID:***

使ったナプキンを放置するのはさすがに人格障害レベルな気がする



5 名前:名無しさん:2011/05/02 ID:***

たぶん、
本人は捨てたつもりになっている
・途中で違うことしはじめて忘れた
・ゴミ箱に入れたつもりが誤爆した
だと思います。いつも落ちてるわけじゃないので。



6 名前:名無しさん:2011/05/02 ID:***

ごめん、横だけどそれやっぱり異常だよ。
使用済みの生理用品なんて女同士でも恥ずかしいものなのに、
3は状況によりギリセーフ、1は意味不明、2だったらガチだよ。
まあそのまえに鼻かんだティッシュを床に置くって時点でアウトだけど。
 
あと、義父がゴミ箱を持ってくるのは「妻の家では男の仕事だから」って解釈が謎。
奥さんが「捨てられない」からゴミ箱を誰かが「持って来なくちゃいけない」じゃないの。
あなたの電気つけっぱなしの話とは全然違うよ。
多分あなたの基準もおかしくなってきている。
文章がものすごく希薄で感情がないのも気になった。



7 名前:名無しさん:2011/05/02 ID:***

結婚前に同棲しといて良かったなあと思った




8 名前:名無しさん:2011/05/02 ID:***

そうですね。お互い癖や欠点はありますからね。 
この件に関しては、私がカヴァー出来る範囲ですし、
少しずつ直していけば、いいんじゃないかなーと。




9 名前:名無しさん:2011/05/02 ID:***

ゴミ捨て、できるようになるかもしれないけど、ならない可能性も忘れないで。
もし、発達障害が原因なら、義父さんのようにあなたがサポートすることも考えてあげて。
必ず直るはずと思ってると、つらいことになるかも。



10 名前:名無しさん:2011/05/02 ID:***

私は昔、時間にルーズだった。
病的なほどで、集合時間に時間通りに到着することが決してできない。
どんなに重要な待ち合わせにも、必ず5分遅れて到着、
ひどいときは1時間も遅刻していた。

時間に縛られることが、自分を否定されているように感じていたことと、
先読みができず、出発時間間際に必ず他にしなくてはならないことが
みつかるという悪癖が主な原因だった。

それに、時間にルーズというのは自分の個性だとかたくなに信じていた。
そういう自分の個性を認めてくれる友人こそ、本物の友達だと考えていた。
仕事で遅刻することも多かったが、
親友と会ったりデートをするときこそ、余計に遅刻してしまう。
 
そもそも時間にうるさい女性とはつきあわないようにしていたが
(とはいえ、いい顔をする相手は皆無だったが)、
時間にルーズなところを変えようとした彼女には、
だんだんと嫌気がさして別れたことがある。


しかし、30を超えてから、ほんの些細なことがきっかけとなり、
今では、集合時間の30分前に到着するのが当たり前になった。人間は変わる。
その自分の経験からいって、彼女のその悪癖は、治すことができる。

まず、あなたの彼女が家で片付けをしないのは、
あなたのことを本当に信頼したいからだろう。
信頼できる相手には、理想的な人間であって欲しい。
彼女にとって、理想の男性像は、自分の父親なのだ。
 
片付けできないことは世間では嫌がられるということは、彼女は知っている。
しかし、だからこそ、それを許容してくれる男性こそが理想なのだと、
彼女の潜在意識に刷り込まれている。
このかたくなな思い込みが、片付けできない性格を下で支えている。

彼女の母親は、大変厳しい人なのではないか?
成長過程で親に認めてもらえなかった人間は、自信がもてない。
そういう人間は得てして、仕事や勉強が優秀なことが多い(自分を認めてもらうために)。
しかし、それなりに仕事ができるようになっても、いつまでも自分に自信がない。
そんな自分を認めて欲しい。
その証が、父親のように、片付けられない自分を許してくれることなのだ。

もしもあなたが「俺は君のそういう点は、嫌なんだ」ということを
粘り強く伝えることで彼女の性格を変えたいと願うのなら、それは間違いだ。
逆に、彼女はやがてあなたを嫌うようになる。
彼女の潜在意識は、片付けをできない自分を認めて欲しい、という思い出いっぱいだから。
もしも彼女が好きならば、まずは義父のように、
彼女の代わりに部屋を片付け続けて欲しい。

ただ、それだけだと彼女の実家のように、いつまでもそれが続くことになる。
それを変えなくてはならない。

まず、不十分ではあっても、掃除の日を決めて、彼女には掃除をする習慣をつけさせること。
たとえそのあと、あなたが掃除をしなおすはめになったとしても。
まずは、習慣が必要。

加えて、家庭の中の余計な物は、あなたがやる気を出して、すべて捨ててしまえ。
いらないダンボール、いつか使うはずの包装紙、読み終わった雑誌、そのすべて。
彼女が急に片付けを頑張ろうと決意したときに、
簡単に始められるように、生活全般をシンプルなものへと変えておくべし。

それから、あなたには、彼女に睡眠と栄養を規則正しくとらせ、
運動をさせるという、一見片付けとは無関係のことを辛抱強く続けて欲しい。
実際のところ、彼女は夜ふかしをするひとなんじゃないのだろうか?
バランスに欠けた人格や思い込み、異常な空間認識等は、
脳みそがうまく働かず、精神的に不安定だったことが大きな原因になる。

私が時間を守るようになったのは、
遅刻に寛容な友達と仲良くするようになり、数年ののちに、
遅刻をすること=自分を認めてもらうことではなくなったこと、
(なぜかある時、急に楽になったのだ)
睡眠の重要性を知って、規則正しく同じ時間に必ず7時間、とるようになったことだった。
 
一時期、ADHDだと信じ、自分の時間にルーズな性格は治らないと諦めていた。
しかし、それが変わった。
彼女も正しい方法で導けば、変わるだろう。
幸運を祈る。



11 名前:名無しさん:2011/05/02 ID:***

異常なほどよく分かる。
結婚10年目の私の妻もほぼ同じ。
捨てられない、片付けられない。
でも本当はやればできる、実際付き合いたての頃は、
一人暮らしの部屋は綺麗に整頓されていた。
 
付き合いだしてから、数ヶ月くらい経った頃だろうか、そういう『気』が見られるようになった。
今まで、何度も何度も注意したし怒ったこともある。
注意した後のしばらくは(1ヶ月程度)、意識があるのか気を付けているのが解る。
でも、日が経つにつれ、以前と同じように『できなくなる』
注意するのも、怒るのも、疲れる。
 
空気が変わるのも嫌だし、それを繰り返したいと思わない。
逃げかもしれないが、自分にも良くない部分もあるのだから、
お互い補いながら行けばいいのかなと、最近は思ってる。



12 名前:名無しさん:2011/05/02 ID:***

読んで衝撃をうけた。うちの妻と同じだ。
他にも同じ人がいたのかと思うと、この文章は凄く
参考になりました。
生理用品置きっぱなしはさすがに腹が立ったので
その都度しつこく言ったら3回に2回は治るようになりました。
 
うちの場合は、部屋の片づけなんかは自分より
きれいにできるのに、小さなゴミについては
まったく同じです。性格で片付けるにはちょっと
異常なので、やはり育った環境だろうか・・・



13 名前:名無しさん:2011/05/02 ID:***

ゴミを捨てられないこと自体は注意するなら、
分析した原因とやらも伝えた方がいいと思うけど。
じゃないと、本人は訳もわからないまま「何でできないんだろう」って悩むことになるよ




14 名前:名無しさん:2011/05/02 ID:***

ADHDみたいな発達障害の1種とまではいかずとも、
軽いやつなんじゃないかなとは思う。
リラックスしてる自宅ではそうなっちゃう的な。
周りのサポートで問題ないレベルなら今のままで幸せそう。




15 名前:名無しさん:2011/05/02 ID:***

創作だろ



16 名前:名無しさん:2011/06/09 ID:***

こんにちわ
新たについたレスにも、返信しようかと思いましたが、
手に負えなさそうなので、補足を記して、まとめてご返信とさせていただきます。
 
まず、妻が「物が捨てられない人」ということを過剰にアッピルしてしまったことで、
多くの方にご心配であったり、
「パーソナリティ障害なのは確定的に明らか」
「このままでは旦那の寿命がストレスでマッハなんだが・・」
のような破壊力ばつ牛ンのエスパーレスをしていただき、恐縮でございます。
深い悲しみに包まれたあまり、思わずブロント語が出てしまいました。
 
さて、それ以外の誤解ですが、「改善していない」ことはありません。
みなさんが大好きな使用済み生理用品は、ここ半年はまったく見かけません。
鼻をかんだティッシュは、完全ではありませんが見かけなくなりました。
ゴミ袋も気がついたら替えてくれることも増えました。

少しづつ改善されております。
また個人的に素晴らしい変化だと思ったのが
洋服と雑誌を捨てられるようになったことです。
 
改善していく過程は全く書きませんでしたが、
書くと長くなるので、要点だけ記します。
 
・俗流心理学だがジョン・グレイの本を数冊読んだ
・「サレンダード・ワイフ」のような女性向けの夫婦関係本も読んだ
・行動分析学の本を数冊読んだ
・内容について妻にネタとして話した 
・自分が見本を示した
・掃除したら、とりあえず褒めた
 
最初は怒鳴ってケンカすることが多かったです。
ですので「怒らず冷静に対応した」というのも誤解で、最初は怒っていました。
ただ、ご存知のように言って直るぐらいなら苦労はしないわけで、
私も情報を集めて、試行錯誤しました。
 
私が率先して掃除をしてしまうと、妻は機嫌が悪くなります。
どうしてかはわかっていました。
私が掃除をすることで「自分は掃除もできないダメな妻」と感じてしまうのです。
そこはよく話をして「ダメ妻だとは思っていないよ。大好きだよー」とフォローしました。

基本的には注意しつつ褒めつつヨシヨシナデナデしつつといったところです。
それから、洋服を捨てられるようになった話ですが、
たまたま見た「ティム・ガンのファッションチェック」があまりに素晴らしかったので、
一緒に見るようにしたところ、しばらくして、
洋服を整理するようになりました。ティム・ガン△。
 
ちなみに「創作ではないか」というご意見をいただいております。
たしかに脚色はされていますが、英語で言うとノンフィクションです。



17 名前:名無しさん:2011/06/09 ID:***

いい旦那さんだなあ。
このレベルのオドロキや生活習慣のすり合わせの必要は多分誰にでもあって、
すんげー疲れる作業だから、一度済ますともう多少の不満があっても
別の人でやり直すのが苦痛で別れにくなるよね。




18 名前:名無しさん:2011/06/09 ID:***

未婚者としてはこういう話をもっと聞きたいんだよ。
んで「ああ結婚っていいかもなあ」って思うんだよ。
嫁・旦那の愚痴ばっか聞いてそっちに行けるかよ。



19 名前:名無しさん:2011/06/09 ID:***

なんだか、ベッタベタなラブレターを読んだかのような読後感。愛を感じる。
というか愛しか感じない。




20 名前:名無しさん:2011/06/09 ID:***

ああ、理解できない他人の行動も、こうして注意深く観察しているとその理由が見えてきて、
理由が見えるとそんなにいらいらしない、というのはあるのかもね。




21 名前:名無しさん:2011/06/09 ID:***

あーすっげーわかる。許せるって愛だよね。
許せないも愛だったりするのだけど、この許せるは愛だなあ。




22 名前:名無しさん:2011/06/09 ID:***

いかに、相手の機嫌を悪くせずに相手の行動を直していくか。 
これって全てに関係することなんだろうなぁ。 
怒って解決することなんてない。


http://anond.hatelabo.jp/20110502165746

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