墓場まで持っていく話を書き込むスレ第35話

213: おさかなくわえた名無しさん 2023/09/01(金) 15:31:50.32 ID:UdnY6HcS
学生時代に同性の同級生を好きになったが、相手は異性愛の人だった
そのせいで相手の人生を壊してしまった
今でも夢に見る

216: おさかなくわえた名無しさん 2023/09/02(土) 19:04:19.32 ID:KSYLoscu
おーぷんで壊された側の書き込みを読んだことがある
でも墓場どころか他人にも知られまくった話だったからあなたの相手とは違うねきっと
どちらにしても壊された側は悪くないんだろうから反省や後悔されても何も救われないだろうな…

218: おさかなくわえた名無しさん 2023/09/02(土) 20:09:53.63 ID:QuM/45wC
>>216
213です
この話を書いたのは初めてなので、それは違う人ですね
自分は後悔とか反省の気持ちが薄く(今でもどうするのが最適だったのかわからない)、相手にはもう会えないという事実だけが心に残っています

217: おさかなくわえた名無しさん 2023/09/02(土) 19:11:06.34 ID:qzbvv5Lg
相手の人生を壊したって何をどうしてどんな展開になったの？
もう少し具体的に書いてもらわないとピンと来ない
まだ若くて異性愛の自覚もなかった友人を強引に同性愛の道に引き摺り込んだとか？

219: おさかなくわえた名無しさん 2023/09/02(土) 20:12:03.53 ID:QuM/45wC
>>217
213です
７年も追いかけてしまったので長い話になるのですが、相手は異性愛のままです
精神を病んでしまった感じです
具体的に書くと長いのですが書いていいですか？

220: おさかなくわえた名無しさん 2023/09/02(土) 20:15:17.82 ID:qzbvv5Lg
秘密を打ち明けるスレですから長い分には大歓迎です
相手の方もあなたも身バレしない程度にぼかすかフェイク入れてぜひお願いします

222: 213 2023/09/02(土) 22:14:10.61 ID:QuM/45wC
>>220
ありがとうございます
誰かに打ち明けたかったけど、知り合いには言えないのでここで吐き出させていただきます
フェイク入れるのでおかしいところがあったらすみません

相手は同じ年で、仮にAと呼びます
Aと自分は小学校は違ったのですが、学区が近かったので習い事で一緒でした
小学生のときは自分はAを認識しておらず、のちにAから言われて気付いた感じです
自分は小学生の頃友達も多くて成績も良く、目立つタイプでした
対してAは無口で大人しく地味でした、なので認識していませんでした

224: 213 2023/09/02(土) 22:46:33.97 ID:QuM/45wC
②
成績が良かった自分はなんとなく中学受験をし、地元ではそこそこ有名な中高一貫の進学校に入学しました
そこにAも合格していて、同じクラスになりました
同じ小学校から入学した人がひとりもいなかった自分は、とりあえず友達を作ろうと席が近い人に片っ端から話しかけました

そこでAにも話しかけ、Aから「初めましてじゃないよ、○○教室に来てたよね」と言われました
友達が欲しかった自分は、これはチャンスだと思い、Aと友達になろうとしました
習い事が一緒なら家も近いだろう、今日一緒に帰らないかと誘うとAはOKしてくれました

自分はA以外にも沢山話しかけていたのですぐに友達は沢山できました
けれど帰り道が被るのはAしかおらず、毎日Aと一緒に登下校しました
一緒に登下校するようになって自分はすぐ後悔しました
Aは無口で大人しく、間が持たないのです
どうしても自分ばかりしゃべるようになってしまい、Aは自分の話に相づちを打つだけ。

Aもこんなのしんどいだろうと思い、他にも一緒に帰る仲間を見つけようと自分はほかのクラスにも友達を作り、すぐに4～5人で登下校するようになりました

225: 213 2023/09/02(土) 22:48:02.34 ID:QuM/45wC
ここまで読んでお分かりのように、自分はかなりコミュニケーション能力があるほうです
知り合いゼロだったにもかかわらず、すぐに友達はたくさんでき、部活もあちこち誘われました
先輩にも可愛がられ、背が高いので運動部にも誘われたりと充実した生活を送っていました

夏休み明けにAが遅刻を繰り返すようになり、とうとう学校に来なくなりました
一緒に登下校するメンバーで、一番家が近い奴が何度か家に行ったのですが会うこともできなかったと言っていました

担任は自分とAが仲が良いことを知っていたので連絡してやってほしいと言ってきました
当時LINEはなかったので自分はAに電話しました。Aの態度はいつもどおりで変わったところはなく、雑談をしてその電話は終わりました

翌日Aは学校に来ました
「休んでいた間のノートを見せてほしい」と言われたので昼休憩にノートを貸しました
放課後、部活を終えて教室に戻るとまだAがノートを写していました
「持って帰っていいよ」と言いましたがAは「もう終わるから」と言ってノートを返してくれました
その日は久しぶりにふたりだけで帰りました
やはりAは大人しく、自分ばかり話す気まずい時間が過ぎていきました

「Aもなんか話してよ」と自分が言うと「話を聞いてるのが好きなんだ、面白い話できないし。君は面白い話できるし友達たくさんいるし、すごい」みたいに言われ、そんな風に思っていたのかとびっくりしたのを覚えています

226: 213 2023/09/02(土) 23:15:51.30 ID:QuM/45wC
その後もAは学校に来たり来なくなったりを繰り返していました
そして定期テストの時期になりました
Aはテストの時だけは毎日来ていました

自分が行っていた中学は、定期テストのたびにクラス順位と学年順位が各科目と総合の両方で出ます
自分は毎回得意科目はクラスで1～5位、学年で20位以内くらいでした(一学年150人くらいいます)
苦手科目は真ん中より下なので、総合順位は学年で4～50位くらいでした

学年順位は20位まで張り出されるので、得意科目ではたまに名前が張り出され、自分は友達や先生にチヤホヤされていました

後期中間テスト(自分の学校は二学期制で前期後期しかありませんでした)の結果が出て、自分は2科目ほど成績優秀者で張り出されました
友達に「名前あったよ」と言われ、掲示板を見に行って驚きました
全科目の科目別成績優秀者でAの名前があったのです
もちろん全科目合計の総合順位にも載っていました
学校にあまり来ていなかったのになぜ？自分のノートを毎回写していたのに、自分より成績がいいのはなぜ？と茫然としました

227: 213 2023/09/02(土) 23:19:53.51 ID:QuM/45wC
「Aやばくないか、すごい」と自分が言うと友達は「学校来てないから家で勉強ばかりしているんだろう」と言いました
成績発表の日でしたがAは来ておらず、自分以外誰もAの順位を気にしていませんでした

それから冬休みになり、年明けに登校すると自分と部活の仲間が校長室によばれました
自分は音楽研究部に入っていました
それで作曲してコンクールにみんなで応募しましたが、自分の班の作品が入賞したということでした
冬休み明けの全校集会で自分を含めた班の４人は表彰され、自分は全校生徒の前でその曲を演奏しました

実は班の中で楽器経験者は自分だけで、あとのメンバーはいわゆるDTMで作曲するタイプだったので生演奏できるのは自分だけでした
緊張しましたがなんとか間違わず壇上で最後までピアノを弾きました
全校生徒から拍手喝采を浴び、自分は一躍時の人になりました
まだ１年生だったのに、高等部の先輩にまで顔が知られてしまい、吹奏楽部にさそわれましたが、音楽研究部が好きだからと断りました

228: 213 2023/09/02(土) 23:20:49.16 ID:QuM/45wC
１月の終わりごろ、音楽研究部にAが入部してきました
Aが音楽が好きだとは知らなかった自分は驚きましたが、友達が入部してくれたので嬉しいと思いました
いわゆるオタクっぽい部活だったので６学年合同でも部員は30人おらず、Aはみんなに歓迎されました

自分はAもDTM系だろうと勝手に思っていたのですが、なんとAもピアノ経験者でした
しかも自分より明らかに上手く、難易度の高いクラシック曲も弾けて、作曲もできる人だったのです
突然の有能生徒の入部に顧問は喜び、早速楽器経験者のいない班にAを振り分けました

次に応募する予定のコンクールは夏だったので、みんなゆるい感じで部活を楽しむ日々が続きました
自分以外にピアノ経験者がいなかったので、自分はAがどれくらい弾けるのかを知りたくてよくAにリクエストをして演奏してもらっていました
自分はクラシックは苦手で、流行りの曲やボカロ、早弾きなんかをして友達にウケている薄っぺらい奴だったのですが、Aはよくボカロを弾いてと自分にリクエストしてきました

Aは相変わらず学校に来たり来なかったり、部活にも出たり出なかったりを繰り返していました

230: 213 2023/09/03(日) 00:05:05.19 ID:QGRU10jZ
後期期末テストの日になり、やはりAはテストだけはきちんと受けていました
そしてやっぱり、Aは成績優秀者で張り出されていました
自分は今回は得意科目ですら20位以内に入れませんでした
理由はピアノを練習していたからです

Aのピアノの腕は素晴らしく、なぜ吹奏楽部に入らなかったのか不思議なくらいでした
Aはクラシックしか弾けませんでしたが、クラシックに挫折した自分からすればそれが逆に羨ましく、クラシックへの憧れが再燃し、勉強そっちのけでピアノに打ち込んでしまい、成績が急激に落ちてしまったのです

先生や親には心配されましたが、友達にはなぜかそれがウケてしまい、友達がさらに増えました
コンクールで入賞した自分がピアノにさらに打ち込み始め、その結果成績が下がったというのが面白い奴と認識されたようです

成績も良く、自分よりはるかにピアノも上手いAを評価する友達はいませんでした
みんなが自分を誉めましたが、自分は逆に劣等感を感じていました

231: 213 2023/09/03(日) 00:35:42.06 ID:QGRU10jZ
２年生になりました
Aとはまた同じクラスになりました
中高一貫の閉鎖的な学校だったので、登校拒否気味のAはすでにクラスから浮き始めていました
けれど自分はAのピアノの腕前や、学校に来ていないのに成績が良いことなどから、Aを天才だと思うようになっていました

Aが部活に来ると、自分は班が違うのにAと話してばかりになっていました
しかし端から見ると、友達が少ないAが自分を独占しているように見えたのでしょう。自分と同じ班のメンバーが影でAをいじめるようになりました。

登校拒否気味だったが部活には比較的出席していたAでしたが、部活にもあまり来なくなりました
いじめられているとは知らなかった自分は、部活だけでも来ないかと何度も電話しました
Aが来ない間、Aと同じ班だったメンバーが自分を頼ってきました。Aが作曲した譜面は途中までしかなく、しかもクラシックなのでよくわからないと楽譜を見せられました

その譜面は素晴らしいものでした
自分には絶対に作れないレベルのもので、中学生でここまで書けるのか？！と自分の頭は沸騰したようになりました
才能というものを見せつけられ、悔しくて羨ましくて頭がおかしくなりそうでした

どうにかして最後まで書いてくれないだろうかと思う自分とはうらはらに、Aの班のメンバーは「もっとかっこいい曲がいい」「ボカロの○○みたいなのやりたい」とAの作品を否定していました
「これはいい曲だと思う」と自分は言いましたが、「でも途中じゃん」「このままだと応募間に合わない、Aは無責任だ」「Aの曲を完成させる時間がないから、応募は違うのにする」とメンバーはAを切り捨てました

232: 213 2023/09/03(日) 00:37:03.04 ID:QGRU10jZ
夏のコンクールではどの班も入賞することはできませんでした
自分はAの曲に引きずられてしまい、ポップスなのかクラシックなのか中途半端な曲を出してしまい、やはりダメだったかという気持ちでした

この辺りから自分はおかしくなってきました
Aには成績でもピアノでも勝てない。ならばとその時学内で流行っていたバスケットに打ち込みました
打ち込んだと言っても部活に入ったわけではありませんが、朝昼の休憩はバスケをし、かなり真面目に練習しました

元々背が高かったこともあり、体育の授業レベルなら活躍できるようになりました
ところがAは走るのは遅いのですが、３ポイントシュートがぽんぽん入るという特技があり、対戦して例えチームで勝っても得点数で自分はAに負けていたりしました

生徒会に立候補しました
対抗馬がいましたが選挙演説で笑いを取り当選しました
Aは「生徒会なんてよくそんなめんどくさいことやるね」と言いました
その通りでした、生徒会に入ったことを後悔し負けた気分になりました

そんな風にあれこれ手を出したせいで成績はさらに下がり、焦りはさらに強くなりました

やはりピアノをやるしかないと思い、中学受験のために一旦辞めたピアノ教室にまた通うことにしました
中３になり、Aと違うクラスになりました

233: 213 2023/09/03(日) 00:38:00.32 ID:QGRU10jZ
新しいクラスでしたが自分があれこれやったせいで学校で自分を知らない人はおらず、友達には困りませんでした
それでも自分はAが学校に来ている時は一緒に下校し、朝も約束していた時間の電車に毎日必ず乗っていました
たまにAがその電車に乗って来ると必ず話しかけました。Aは相変わらず無口でしたが、嫌そうではありませんでした

「部活に出てほしい」「またAのピアノが聞きたい」とそのたびに言いました
ある時Aはとうとう、部活のメンバーからいじめられていると話してくれました
自分は頭に血が上り、「自分がなんとかするから」と言いましたが、Aは「君がかかわるときっともっと酷くなるから何もしないでほしい」と言い、その後も部活には顔を出しませんでした。しばらくして退部したと顧問から聞きました

235: 213 2023/09/03(日) 01:48:55.58 ID:QGRU10jZ
高校生になりました
高校と言っても中高一貫校だったので隣の校舎に移っただけでした
高校から入学することもできる学校だったので、クラスは2クラス増えました

自分はさらに友達が増え、音楽研究部をやりながら高校入学組の友達とバンドを組み、文化祭のステージを目指しました
Aとはまた別のクラスになりましたが、Aが数学研究部に入ったと聞き、自分も入部届けを出しました(高校は部活かけもちOKだった)

自分が入部してAはびっくりしていました
Aは数学研究部で新しい友達を作っており、楽しそうにしていました
自分はそれがなんだか悔しく、Aを独占するために他の部員と次々仲良くなりました
数学は得意だったので数独などをみんなでやるときに積極的に解いて見せると、みんなすぐ打ち解けてくれました

Aも数学が得意で、黙々と数独を解いたりしていました。自分より早いスピードで解けており、やはりAは天才だ、それに気付いているのは自分だけだと変に選民感を持っていました

Aには部活でしか会えず、その部活でもたくさん活躍しないとAを独占できないと思い込んだ自分は１年生なのに副部長になり、数学を重点的に勉強して前期定期テストで数学の学年順位が10位以内になりました
しかしAは自分より上の順位でした
この時は実は全科目総合順位では、自分はAより上でした
しかし重点的にやったつもりだった数学でAに負けてしまい、自分はますますAを神格化してしまいました。そしてAをなんとか独占したいとそればかり考えるようになっていました

236: 213 2023/09/03(日) 01:50:14.39 ID:QGRU10jZ
合唱祭が近付き、自分は伴奏をやることになりました
AのクラスではAが伴奏になったと聞き、自分は浮き足だっていました
先生に頼んで音楽室の利用許可をとり、Aを「合唱祭の練習をしよう」と放課後に誘いました

音楽室には他にも生徒がいましたがAが練習を始めるとみんなが寄ってきて口々にAを誉めました
自分は「今さら気付いたのか」とまた選民意識を持ったり、Aが囲まれているのを見て「自分がAと一緒に練習していたのに邪魔された」と怒りを覚えたりしていました

Aは囲まれて困ったのか、自分にピアノを譲りました
自分が弾き始めると、他の生徒はAを誉めたのと同じように自分のことも誉め出しました
自分など雑魚で、Aは天才なのに、こいつら分かってないなと思いました

しばらくして他の生徒はそれぞれ元の場所に戻り、ピアノの前にはまた自分とAだけになりました
すっかりAに心酔していた自分は、Aにもっと弾いてほしいと言いました

久しぶりにAのピアノを聞いてテンションがおかしくなった自分は、「Aは天才だ、こんなにピアノが上手い人はいない、勉強もできるしスポーツだってできる、ずっとAのピアノ聞きたかったし、中学のときのAが作曲した曲、完成したやつ聞きたかった」と捲し立ててしまいました

237: 213 2023/09/03(日) 01:56:03.33 ID:QGRU10jZ
Aは驚いて少し引いていましたが、「あの曲、できてる」と言って、目の前で弾き始めました
実は自分で勝手に完成した曲を想像していたのですが、その想像を遥かに越える素晴らしい曲でした
無表情で淡々とAは弾いていましたが、長年の研鑽から奏でられる美しい旋律は自分には到底産み出せないもので、自分は茫然としながらそれを聞いていました

Aが弾き終わると、自分は「録音したいのでもう一回弾いてほしい」と言いましたが、Aは笑って「もう忘れたから無理」と言いました
その時、自分はAが好きなんだと自覚しました

Aは大人しく無口で、はっきりいうと暗い人でした
あまり笑ったところを見たことがなかったし、冗談なんか聞いたこともなかったのですが、「もう忘れた」と冗談を言って笑うのを見て、自分は頭がおかしくなりそうなくらい興奮してしまいました

けれど同性だし、今は学校で他に人がいるし、なんとか自分の感情を押さえつけてその場をやりすごしました

238: 213 2023/09/03(日) 02:06:53.38 ID:QGRU10jZ
しかし自覚してしまうともうダメで、その日から自分はAにべったりついて回るようになってしまいました
別のクラスなのに昼食を一緒に食べようと押し掛けたり、バンドそっちのけで数学研究部に入り浸りました
登校拒否気味だったAの家まで毎朝迎えに行き、遅刻ギリギリまで家の前で待ったりしました

他にも友達はいましたが、Aが学校に来ると他の友達そっちのけでAを構い倒していました。しかし周りからは登校拒否気味のAの世話をしているように見えたのか、高２でAと同じクラスになりました

しかも席はAと隣になり、自分は嬉しくて嬉しくてたまりませんでした
今思うとAは別に美形でもなんでもなく、典型的なメガネ陰キャでしたが、当時はAがとてもタイプに見えており、隣に座るAの横顔を常に見ていました

その頃受験を意識する時期になっていたのですが、ピアノレッスンを再開していた自分は地元の音大を意識し始めました
地元に音大はそこしかなく、先生に相談したところこのまま努力すれば行けると言われ、かなり本気で練習していました

Aと同じクラスになり席まで隣だったので、数学研究部はもういいだろうと思い、ピアノレッスンのために退部しました

239: 213 2023/09/03(日) 02:07:37.04 ID:QGRU10jZ
６月を過ぎたころからまたAが学校に来なくなりました
自分は毎朝しつこくAを迎えに行きました。Aの親にも感謝されていたので、これはいいことだと思っていました

しかしある日の夜、テレビを見ようと居間に行くと母に呼ばれました
「Aさんの親から電話があった。毎朝迎えに来るのは明日から控えてほしいという話だった」と母に言われました
自分は意味が分からず「なんで？」と母に聞きました
「たぶん、毎朝来られるとプレッシャーになるんじゃない？登校拒否してる子でしょ？そっとしといてあげなさい」

今なら母のその言葉が正しいと分かるのですが、当時は「Aに拒否された、嫌われたのかもしれない」とショックを受けてしまい、冷静さを失いました
母には「わかった」と答えたのですが、部屋に戻ってからすぐAに電話しました

Aは出てくれず、自分は何度も何度もかけ続けました。１時間くらいねばったのですが、着信拒否されたのか呼び出し音が聞こえなくなりました
眠れない夜を過ごし、翌朝はAの家に寄らずまっすぐ学校に行きました
早く着きすぎてしまい暇だったので音楽室の使用許可を取り、ピアノを弾いて時間を潰しました

240: おさかなくわえた名無しさん 2023/09/03(日) 02:08:18.64 ID:QGRU10jZ
すげー気持ち悪い奴だな自分
書いてて情けなくなる

234: おさかなくわえた名無しさん 2023/09/03(日) 00:43:31.64 ID:49piyYUU
下手なラノベだな
ほんのちょっと人間失格の風味があるけど

241: おさかなくわえた名無しさん 2023/09/03(日) 02:20:15.83 ID:3unAzgJh
続きわくわく

242: 213 2023/09/03(日) 02:26:38.22 ID:QGRU10jZ
それからもずっと隣の席は空席のままでした
席替えが行われ、自分とAの席は離れました
自分はAにふさわしくなかったのかと思い、勉強とピアノレッスンに必死で打ち込みました

定期テストの時期になり、Aはそのときも学校に来ませんでした
自分はいつもどおりまあまあの成績を取り成績優秀者に名前が載りましたが、Aの名前はありませんでした

夏休みになりました
暇な時間ができるとAのことを考えてしまうので、朝から夜遅くまで塾とピアノレッスンに明け暮れました
特にピアノレッスンの先生は厳しく、いわゆるスパルタでした。しかしそれに耐え毎日８時間以上練習してもAのようには弾けず、なぜだ！なぜだ！と悔しい思いを抱えながら、塾と宿題も相まって目が回るように忙しい夏休みを過ごしていました

友達から遊びに誘われても空いている日程がなく断ると、友達は「やっと補習が終わったから一緒に遊びたかったのに」と言いました
「そういえばAも補習に来てた」とその友達が続けたので「なんでAが？！」と驚いて聞くと「テストを受けてなかったからAは全科目落ちてて補習に来ていた」「でも最初の追試で全科目受かってまた来なくなった」ということでした

Aに会うにはその手があったのか！と自分は頭を抱えました。自分はなんで補習にかかっていないんだと本気で悔しくなり、次のテストでAが来ていなかった教科は全部補習にかかろうと決めました

243: 213 2023/09/03(日) 02:34:30.69 ID:QGRU10jZ
気が狂いそうに忙しい夏休みが終わり、学校が始まりました

Aは来ていて、宿題も全部提出していました。話しかけましたが元気がなくぼやっとしていました。帰りは一緒に帰ろうと思いましたが、Aはいつの間にか早退していなくなっていました。翌日からまたAは来なくなりました

音楽研究部はゆるい部活だったので続けていました
みんな仲が良く、一点特化型オタクの面白い人ばかりで居心地がいい部活でした
部室にピアノはなかったのですが、DTM用のキーボードがあり雑談しながらいつもそれを弾いていました

ふと、一度だけ聞いたAのあのオリジナル曲を思いだし、なんとか再現しようと頭を捻りながらキーボードを弾きました
ああでもないこうでもないと試行錯誤すればするほどAの曲からは遠退き、繊細なクラシックだったAの曲はよくある普通の曲に改悪されていきました

悔しくて悲しくて何度も弾き直しましたが、そのたびに自分の雑な演奏で記憶が上書きされてしまい、「Aの曲は素晴らしかった」という言葉の記憶しかなくなってしまいました

その日、家に帰って今度はピアノでAの曲を再現しようとしましたが、やはりできませんでした
Aに会いたくて会いたくて泣きながら電話しましたがまだ着信拒否されたままで、メールも駄目でした。
その夜は塾があったのですが、具合が悪いと言って休みました。明らかに泣いた後の腫れた目をした自分を見て、親は何も言わず塾に電話してくれました

244: おさかなくわえた名無しさん 2023/09/03(日) 02:37:23.14 ID:QGRU10jZ
この曲、いまはもう何も思い出せないんだよな
書いてて涙出てきた

245: 213 2023/09/03(日) 03:06:36.19 ID:QGRU10jZ
定期テストの時期になりましたが、Aは半分くらいしかテストを受けていませんでした。自分はAが来なかった科目で補習にかかるように自分の点数を調整しました
今までの傾向から考えると55点以下なら補習にかかれそうでしたが、安全策を取って40点くらいになるようにしました

テストが返って来て確認すると、予定どおり40点くらいの点数が並んでいました
しかし昼休みに担任から呼び出され、どうしたんだと詰め寄られました
勉強はできるが頭が悪かった自分は、今まで成績優秀者ランカーだった自分がいきなり赤点だらけになれば不審がられてしまうということにその時まで気付いていませんでした

自分が音大を目指しているのを知っていた担任は、「塾とピアノの両立がしんどくてストレスがたまっているのか」「夏休みも無理していたんだろう？」「テスト中に疲れで寝てしまったのか？」と心底心配してくれました
担任と仲は良く友達みたいな関係でしたが、さすがにAと一緒に補習を受けたかったとは言えず、苦肉の策で「補習を受けたことがなかったので、どんなものなのか受けてみたかった」と言いました

担任は呆れて「お前ほんとに変わった奴だなぁ、補習は休みがつぶれるんだぞ？それでもいいならテストでわざと悪い点を取ったりせずに好きなだけ受けに来なさい」と言いました

246: 213 2023/09/03(日) 03:30:47.15 ID:QGRU10jZ
やったー！と思った自分は、Aが補習に出ている科目の補習に全部参加しました
他の生徒は当然「なんでお前がいるんだよ！」と驚いていましたが、先生たちに事情が共有されており「こいつは補習を受けたいだけの変わり者だから、お前らみたいな赤点マンじゃないぞー」などとみんなの前で言われてしまいました

自分は割と何をやっても許される扱いを受けていたので、他の生徒は爆笑し「変人極め過ぎだろ！お前キモッ！」「補習受けたいとかドMなのか？！」などととイジられて受け入れられました
笑いが取れたので自分は安心して補習に加わりましたが、ふとAを見るとAは全く笑っていませんでした

しかしそもそもAは無表情なのでそんなもんかと気にせず、自分はAのとなりに座りました
「補習終わったら一緒に帰ろうよ」と話しかけましたがAは首を傾げて目をそらしました
え、無視された？と思いましたが補習が始まったので前を向きました

補習の一コマ目が終わるとAはいなくなりました
具合が悪くなって早退したと言うことでした
Aと１日一緒にいられると思っていたのでとても残念に思い、明日も来ようと決めました
しかし翌日も、そのまた翌日もAは来ませんでした。連休中にあった補習すべてをAは欠席しました

自分は補習のあとに塾やピアノレッスンにも参加し、宿題もあったので忙しく、Aが補習にすら来なかった理由を深く考えることはありませんでした

247: 213 2023/09/03(日) 03:35:33.43 ID:QGRU10jZ
Aは相変わらず学校に来ていませんでした。
ある体育の時間に顔面からサッカーゴールにぶつかって鼻血を出した自分は保健室に連れていかれました
保健室に行くと、Aがいました

まさかいると思わなかった自分はしばらくポカンとしていました。しかし鼻血を出しまくっていることを思い出し、こんなカッコ悪い自分を見られたくなくてAから顔を反らして保健の先生のところに行きました

先生は「鼻血が止まるまで冷やして休んでいなさい」と自分をソファーに座らせて氷のうを貸してくれました
Aは保健室の奥のカーテンで半分隠れたスペースにいましたが、ソファーに座るとAが見える状態でした
Aに会えて嬉しいけれど、こんなダサい状態のときには会いたくなかったと思った自分はAから見えない位置に移動しようとソファーの上でゴソゴソしました
すると鼻血が溢れてソファーや床を汚してしまい、先生に「ゴソゴソしない！」と怒られてしまいました

ショボくれて小さくなっていると、急にAが「どしたん、それ」と話しかけてきました
自分に言われたと一瞬分からなくてAのほうを見ると「鼻血、どしたん」とまた言われました
「サッカーしてて、ゴールにぶつかった」
「顔から？」
「うん」
できるだけ顔を見せないようにしながらも答えると、Aは「アホや」と言って少し笑ったようでした

Aの顔を見たかったけど、鼻血を見られるほうが嫌で自分はずっとAから顔を背けていました
自分は結局体育の時間が終わるまで保健室にいましたが、Aとの会話はそれだけでした

248: おさかなくわえた名無しさん 2023/09/03(日) 03:36:11.59 ID:QGRU10jZ
明日また書きためたら来ます

249: おさかなくわえた名無しさん 2023/09/03(日) 05:38:06.44 ID:Or6cQDhf
待ってる

250: おさかなくわえた名無しさん 2023/09/03(日) 18:32:46.02 ID:FAnsXK7F
読んだのかよすげえな

252: おさかなくわえた名無しさん 2023/09/03(日) 18:50:48.18 ID:/GzoAdXb
えっまだ本題が書かれてないの？
一体何が書かれてるのさ

253: おさかなくわえた名無しさん 2023/09/03(日) 22:16:54.80 ID:ncDLcrJb
「壊された側の書き込みがある」と聞いても
壊された側の書き込み内容には一切興味を持たず
「自分の話じゃない」みたいに自分のことだけを気にかけ
更に異常な自分語りを超長文で書き綴り続けるってひでぇな

256: 213 2023/09/03(日) 22:51:34.29 ID:QGRU10jZ
長くて意味不明で下らない話ですが、つづけます

Aはそれからもクラスに顔を出さず、保健室登校をしていると後から聞きました
保健室に会いに行きたかったのですが、健康優良児だった自分に保健室は敷居が高くAと会えないまま時間が過ぎていきました

高3に上がる前の春休みの夜、自宅で母に呼ばれました
神妙な顔をした母から、音大は諦めてほしいと切り出されました
自分はいきなりの話に意味が分からず「なんで？嫌だよ」と聞き返しました

母から父が病気で入院したと聞きました
以前から父の調子が悪く、たまに仕事を休んで病院に行っていることは知っていましたが、そんなに悪いと思っていませんでした

自分には兄と姉がおり、ふたりとも大学生でした
父の病状はあまり良くなく、いつ仕事に復帰できるか分からない、母が働いて家計を支えるがずっと専業主婦だった母では子供三人分の学費を稼ぐのが難しい
兄は来年卒業で就職先もきまっているので退学させたくないし、姉は入学したばかりでもう辞めさせるのはかわいそうだから、お金がかかる音大を諦めて、内部進学の付属大に進学してほしいと言われました
内部進学なら入学金無料で、さらに成績優秀者なら学費が半額になります。
それなら母の収入と貯金を切り崩しながらなんとかなると言われ、頭が真っ白になりました

理性ではそうするしかないと分かっていても納得ができず、自分は居間で暴れてしまいました
別の部屋にいた兄と姉がすぐにやってきて、兄にビンタされて兄の部屋に連れていかれました

そこで兄に「お前がどうしても音大に行くと言い張るなら○美(姉)が大学辞めて働くといってるんだぞ、大学にいかせてもらえるだけでありがたいと思え」と説得されました
兄と姉は国立大で学費が安く、自分が希望していた音大は学費がその３倍くらいかかる学校でした

号泣する自分に、兄は「一番辛いのはお前じゃない」と一喝し、自分は居間にもどって「音大は諦める」と母に告げました

257: 212 2023/09/03(日) 22:52:18.47 ID:QGRU10jZ
高３に上がり、Aとは違うクラスになりました
進学のための担任との面談が行われ、自分は「やはり内部進学したいので、推薦枠にいれてほしい」と担任に言いました
すでに母から話がいっていたのか、担任はすぐに資料を出してどの学部がいいか聞いてきました、入れるとこならどこでも、と答えてその日は終わりました

塾もピアノレッスンも辞めて、暇をもて余すようになりました
本来ならアルバイトでもしてお金を家に入れるべきなのですが、無気力になった自分は着信拒否されているAに毎日電話をかけたり、Aの家の近くをうろうろしたりしました

実は音大を目指したのは、Aが進学するのではないかと思ったのも理由のひとつでした
Aは今の学校に馴染めていなかったから内部進学しないだろうし、あれだけピアノがうまいなら音大に行くのでは？と思っていました
音大にいけばAをいじめていた生徒もいないだろうし、そこならまた自分とAは仲良くできるのではと期待していました

けれど音大への進学もAとの大学生活も自分は失ってしまいました

無気力に過ごしているうちに内部進学のための試験日になりました
テストはそつなくこなしましたが、面接のときに志望動機を聞かれて我慢できなくなった自分は「不合格になれば来年音大を受けれるかもしれないから落としてほしい」と言ってしまいました

2週間後、合格通知と成績優秀者の授業料半額免除通知が自宅に来ました
家族は喜び、褒めてくれました

内部進学がきまればもう学校にいく必要がないので、自分は学校に行かずに自動車免許を取りに行ったりして過ごしました

もうAとお別れだと苦しい気持ちのまま高校を卒業し、大学の入学式が来ました

258: 213 2023/09/03(日) 22:53:09.55 ID:QGRU10jZ
入学式に行くと、Aがいました
自分はその大学で一番偏差値が高い学部に進学したのですが、Aは下から２番目の学部の列に並んでいました

親も一緒だったのでAには話しかけられなかったのですが、目が合ったので向こうも自分に気付きました

大学は学部が違うと接点を持つのが難しいのですが、内部進学生が多く各学部に友達がまんべんなくいた自分は、Aの情報を仕入れてAが入ったサークルに自分も入ることにしました

Aは歴史とかお城を調べて見に行ったりする地味なサークルに入っていました
自分はあまり興味がなかったのですが、Aと再会できたことでもうこれは運命なのでは？とおかしくなっており、サークルを通してまた仲良くなって、あわよくば交際したいと思っていました

サークルに加入した自分を見てAは露骨に嫌な顔をしました
でももう頭が沸騰していた自分はAにめちゃくちゃ話しかけ、べたべたしました。Aは相変わらず友達が少なくサークルでも浮いていました

夏休みにお城を見に行く2泊3日の旅行がサークルで企画されました
ホテルは2～3人で同じ部屋になるのですが、自分はAと同じ部屋を希望しました
Aは嫌そうでしたが、他にAと同じ部屋を希望する人がおらず、サークル内で自分たちは仲良し認定されていたので、そのままあっさり同室になれました

夏休み、旅行のために駅でみんなで待ち合わせをしました
Aが来なかったらどうしようと思いましたが、Aは来ました
それが受け入れられた気がして嬉しくて、自分はテンションが上がり上機嫌になりました
なぜか、もうこれは両想いでは？などとバカなことを妄想していました

259: 213 2023/09/03(日) 22:54:00.36 ID:QGRU10jZ
一日目はサークルのみんなであちこち観光し、予定を終えてホテルにチェックインしました
自分はやっとAとふたりきりになれてワクワクしていたのですが、Aは部屋でふたりきりになると無表情のまま話しかけてきました
「なんでこの大学にきたの？お前音大行くんじゃなかったの？」

「色々あって内部進学することにしたんだ。Aこそこの大学に来てると思わなかったよ、自分もAと同じ学部にすればよかった」
「はあ？他の大学受験できなかったんだよ、ギリギリ内部進学したのをバカにしてんのか？商科なんか来たいわけないだろ」
「えっ、でもA成績良かったじゃん」
「出席日数がダメなの知ってるだろ！一番いい学部入ったくせに商科にすればよかった？！バカにするな！」

Aはおとなしく無口な人だったので、こんなに興奮しているところを初めて見た自分は、Aも大きい声出せるんだ！なんかかわいいな！とか関係ないことを考えていました

「バカにしてないよ、Aのこと好きだから同じ学部が良かった」

今ならこのタイミングで言うか？と思うのですが、今日言う！と決めていたので言ってしまいました。

260: 213 2023/09/03(日) 22:54:30.60 ID:QGRU10jZ
しかしAはドン引きした顔をして
「中学のころからさぁ、お前がそうやって自分にベタベタしてくるから、他の奴にターゲットにされるんじゃん、迷惑なんだよ」

「部活とかもさぁ、辞めたらお前追ってくるじゃん。音研でハブられたから辞めて数研入ったら、お前も数研来たじゃん。引いたわ。でもお前しか友達いなかったから半分は嬉しかったんだけど、なんかすぐ退部したじゃん？あの後他の部員に、仲良いなら引き止めろよってめちゃくちゃ文句言われたんだけど？」
「補習もさぁ、点数いいのに来るとか何？人気者なの見せつけに来たの？家に毎日来るのもウザかったし、毎日電話してくるのも迷惑だってわかんねーの？」

Aは今まで溜まりに溜まった自分への不満を吐き出しました
自分はあまりの情報量に理解が追い付かず、黙って聞いていました

Aは反応がない自分にイライラしたのか「今日だって同じ部屋がいいとかさ、友達いない自分に手を差しのべる優しい友達ぶるの辞めろよ、城とか興味ないくせに善人顔するために自分を利用するな！」と怒鳴りました

めちゃくちゃキレてるAに、なぜだか自分は「今日１日歩き回ったのにコイツ元気だなぁ」とか考えて、これだけ元気なら襲っても大丈夫なのでは？と思い始めました

Aの話を聞いて、結局Aにも自分しかいないんだ、良かった。などと狂った思考を持ってしまい、自分はAを押し倒しました

261: 213 2023/09/03(日) 22:55:07.93 ID:QGRU10jZ
当然ですがAはめちゃくちゃ抵抗しました
なんで抵抗するんだろうとか思いつつ、自分のほうが背が高いのをいいことにAを押さえ込んでキスしたりしました。めちゃくちゃ興奮してしまい、Aの服を脱がそうとしましたがAは全力で抵抗してくるのでうまくいかず、揉み合っている間に夕食の時間が来て他のメンバーが呼びにきてしまいました

仕方ないのでAを解放して「ご飯だってさー」というと顔面を殴られ、Aは荷物をまとめると部屋から出ていきました

2泊3日だったのにAは1日目で勝手に帰ってしまいました
他のメンバーに内部進学者もおり、その人たちが「Aは元々登校拒否していた人だから、急に帰ってしまうのも仕方ない」とみんなに言ったので、全員それで納得していました
自分はそのまま最後まで日程を終え、サークルメンバーと親睦を深めました

秋になりましたがAとは学部が違ったし、サークルにも来なくなったので、どうしているのかわからずもどかしい日々でした

その頃携帯を買い換えて番号が変わったので、これなら着信拒否されてないからAと話せるのでは？と思って、自分は新しい番号でAに何度も電話しました
Aは出てくれませんでしたが、着信拒否されてないのが嬉しくて毎日かけました

２年生になりました
学費半額免除を続けるために成績を落とすわけにいかなかった自分は、無事２年でも免除を勝ち取れてほっとしていました

その日も出てくれないと分かりつつAに電話しましたが、なんと通話が繋がりました
「A？！やった、○○だけど元気？！」
というと、Aからは聞き取れない何かがボソボソと聞こえ、すぐに通話は切れました

262: 213 2023/09/03(日) 22:56:30.71 ID:QGRU10jZ
翌日、Aが落第したことを知りました
Aは結局大学にも全然来なくなり、単位が足りなくなったということでした

そこでやっと、自分のせいではないかと気付いて焦りだしました
けれど自分以外はみんな、Aのいつもの登校拒否だから仕方ないね、みたいな冷めた感じでした

Aに連絡したかったけど、自分が連絡するのは逆効果ではとやっと気付いた自分は、「誰かAに電話でもしたら？」と話を振りましたが、Aの電話を知っている人は少数で、それもサークルやゼミの連絡用にとりあえず知ってる程度の人でした

しばらくして、Aは退学しました
自分のせいだと思いましたが、誰にも言えませんでした
自分はそのまま在籍し続けて大学を卒業しました

自分たちとは別の大学に進学した元数研の友達から後に聞いたのですが、Aは高校３年くらいから家で叫んだり暴れたりするようになって精神科に通院していたけれど、結局状態が悪化して入院し、大学を退学したということでした

ギリギリのところで踏みとどまっていたAを突き落としたのは自分なんだろうと思いました

それからAがどうしているのかは分かりませんが、今でも仲良くしていた中学のころの夢を見てしまいます

たぶんまだ好きです
会いたいなぁ

終わります、失礼しました。

265: おさかなくわえた名無しさん 2023/09/04(月) 01:09:01.10 ID:glO4K+zc
小学生の時からずっと好きだった同性を大学のサークルの旅行で襲いました
相手はそれが最後の一押しになったようで大学を辞めました
なんだろ
実際にまわりにいたら正直こわいわ

あと>>213に異性愛って表現あるけどようはノーマルだよね
今はノーマルって言い方もダメなのかな

269: おさかなくわえた名無しさん 2023/09/04(月) 02:56:58.78 ID:a061fi6P
これ歴とした事件です

267: おさかなくわえた名無しさん 2023/09/04(月) 02:30:40.22 ID:jJyQmXSs
ここまで拒否られてるのに会いたいとか、頭おかしいんじゃね？
自分がAを壊したと思うなら会いたいとか抜かすんじゃねーよ
つか、全体的にさんざん甘やかされた末っ子感出てて気持ち悪いわ

268: おさかなくわえた名無しさん 2023/09/04(月) 02:43:08.11 ID:fZguv9B/
図々しさが尋常じゃないもんね
会いたいなぁって言われてもAのほうは二度と御免だろうな

263: おさかなくわえた名無しさん 2023/09/03(日) 23:21:24.98 ID:Tklgw/nw
先に書かれていたけど確かにラノベっぽいな
作曲の才能どうこうのあたり漫画のワンシーンみたいだし

272: おさかなくわえた名無しさん 2023/09/04(月) 20:10:59.76 ID:TrWtsjVx
むしろ図々しさや頭のおかしさにのみリアリティを感じた
自分も身に覚えがある恋愛脳というか片想い脳
それ以外の筋書きの部分は箸にも棒にもかからない下手なラノベもどき

274: おさかなくわえた名無しさん 2023/09/04(月) 20:31:29.21 ID:UqMsnD73
長いこと片想い拗らせ過ぎて
ちゃんと段階踏む恋愛がどういうものか分からないまま大学生になっちゃったのかもね

275: おさかなくわえた名無しさん 2023/09/06(水) 23:43:46.14 ID:Wg4xBtjN
お前はいまなにしてんの？

277: 213 2023/09/07(木) 15:27:02.74 ID:i+UA3+19
なんだかんだでみなさん読んでくれてありがとう
自分はLGBTQとかでも気にしないけど昨今の世間の流れを鑑みて気を遣った表現にしました

そして向こうは会いたくないでしょうね
言うのはタダかなと思って本音を書いてしまいました
末っ子ですし、甘やかされて育った自覚はありますね

>>275
普通に働いてます

最期に
Aは自分と関係ないとこで幸せになっててほしいなと思ってます
ただ自分のいないとこで幸せそうにしてるのを見てしまうと、またいらんことしそうなので二度と会うつもりはないです

https://medaka.5ch.net/test/read.cgi/kankon/1682143958/

※関連記事

昔馴染みの男性から一緒に住まないか？と言われた。恋愛関係ではなくてだだの同居がしたいとか意味がわからない
http://kijosoku.com/archives/43127756.html

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